日本航空の平均年収は高い?職種・経歴・年代別の給与実態を解説!

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日本航空の平均年収ってどのくらい?高いの?
年収の割にきつい・しんどいって本当?

日本航空は働き方の考え方によっては良い環境であり、成果主義と定評があります。

この記事の要点まとめ
  • 日本航空の平均年収は約848万円(2023年3月31日現在)
  • 新卒社員の初任給は24万円から

この記事では、日本航空のリアルな平均年収から職種・年代・経歴別の違い、役員の年収までを社員の口コミを含めながら徹底解説します。
また、福利厚生や業務量などを理解していただき、就職・転職活動に役立てていただけると幸いです。

他にも、日本航空の平均年収を他社と比較しながら、分析するので参考にしてみてください。

目次

日本航空の会社情報

引用:日本航空ホームページ

会社名日本航空株式会社
(英文名 Japan Airlines Co., Ltd.)
本社所在地〒 140-0002
東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
代表者代表取締役社長執行役員 鳥取 三津子
設立1951年8月1日
資本金547,192百万円 (2024年3月31日現在)
発行済株式数437,143,000株
HPhttps://www.jal.co.jp/jp/ja/
引用:日本航空ホームページ

日本航空の平均年収は約848万円

2023年3月期の有価証券報告書によると、日本航空の平均年収は848万円とされています。

2023年3月期の従業員の状況としては、以下の通りです。

従業員の状況数値
従業員数12,969人[15人]
※[]内は臨時従業員など
平均年齢40.8歳
平均勤続年数15.9年
平均年間給与8,478,000円
有価証券報告書

これらの平均年収には、賞与及び基準外賃金も含まれています。

平均月収は59万円

日本航空の平均月収は公開されていません。

しかし、ボーナスを2.5ヶ月分と仮定すると、平均年収から月59万円程度だと確認できます。

実際の平均月収とは違いがある可能性もありますが、月59万円の月収を得ている従業員も少なくないでしょう。

ちなみに、dodaの募集要項を見てみると、事業企画・新規事業開発の職種で月収は250,000円~(予定年収 400万円~850万円)と記載されています。(2024年6月)

2022年の厚生労働省の調査によると、日本の平均給与(平均年齢47.0歳)は、月収で31.6万円なので、日本航空はおおよそ平均の給与水準だと分かります。

【職種別】日本航空の平均年収

ここでは職種別の日本航空の平均年収を紹介します。

職種別の平均年収は公表されていませんが、dodaなどの転職サイトの募集を確認するとおおよその目安が把握できます

詳しく見ていきましょう。

企画・管理の平均年収の平均年収

日本航空ではさまざまな業務企画職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容予定年収
事業企画・新規事業開発400万円 ~850万円(一般職の場合)
doda

事業企画・新規事業開発職募集については、年収800万円近くになるケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

【年代別】日本航空の平均年収

ライトハウスで日本航空の情報を検索すると、年代別の平均年収が確認できます。

日本航空の年代別の平均年収は、以下の通りです。

年齢平均年収最高年収回答人数
25~29歳397万円600万円126人
30~34歳491万円720万円57人
35~39歳589万円1300万円34人
40~44歳655万円1100万円15人
50~54歳660万円1100万円15人

ただし、ライトハウスのデータは口コミを記入した社員だけの情報なので、実際の数値とは異なる可能性がある点に注意してください。

とはいえ、大まかな目安を確認するのに参考になります。

20代の平均年収

日本航空の20代の平均年収は、397万円程度です。

年齢平均年収最高年収回答人数
25~29歳397万円600万円126人

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、25歳〜29歳の平均年収は389万円という結果が出ています。

日本航空の20代は、おおよそ平均だと分かります。

30代の平均年収

30代の前半と後半で平均年収が大きく異なります。

年齢平均年収最高年収回答人数
30~34歳491万円720万円57人
35~39歳589万円1300万円34人

30代で年収1,000万円を超える方も見受けられました。

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、30代前半の平均年収は425万円、30代後半の平均年収は462万円という結果が出ています。

日本航空の30代は、前半はやや高い、後半は高所得だと分かります。

40代前半の平均年収

日本航空の40代前半の平均年収は、655万円程度です。

年齢平均年収最高年収回答人数
40~44歳655万円1100万円15人

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、40歳〜44歳の平均年収は491万円という結果が出ています。

日本航空の40代前半は、高所得だと分かります。

50代前半の平均年収

日本航空の50代前半の平均年収は、660万円程度です。

年齢平均年収最高年収回答人数
50~44歳660万円1100万円15人

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、50歳〜54歳の平均年収は537万円という結果が出ています。

日本航空の50代前半も、高所得だと分かります。

【経歴別】日本航空の平均年収

当然ですが、同じ日本航空の社員でも、経歴によって年収が異なります。

参考までに、ここでは新卒採用の年収と中途採用の年収について見ていきましょう。

新卒の初任給・採用

2024年6月現在の新卒採用の募集要項から分かる、年収データは以下の通りです。

職種初任給
業務企画職(コーポレートコース)251,000円
業務企画職(オペレーションコース)251,000円
業務企画職(ビジネス・マーケティングコース)251,000円
業務企画職(データサイエンス・デジタルテクノロジーコース)251,000円
業務企画職(エアラインエンジニアコース)251,000円
業務企画職(障がい者選考)251,000円
運航乗務員訓練生(自社養成パイロット)241,000円
客室乗務職211,000円
引用:職種別募集要項|新卒|日本航空

厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況によると、令和5年大卒の初任給平均は約24万円、12カ月で288万円とされています。

日本航空の新卒の初任給は、おおよそ標準だと言えます。

中途の給料・採用

2025年度の中途採用の募集要項から分かる、予定年収は以下の通りです。

業務企画職

職種給与
コーポレートコース年収:約400万円~850万円
オペレーションコース年収:約400万円~850万円
ビジネス・マーケティングコース年収:約400万円~850万円
データサイエンス・デジタルテクノロジーコース年収:約400万円~850万円
エアラインエンジニアコース年収:約400万円~850万円
障がい者選考年収:約400万円~850万円
引用:職種別募集要項|中途採用|日本航空

業務企画職は、平均年収と比べると低いと言えますが、他の職種と比較するとやや高いです。年収850万円になると、平均年収と比較してもほぼ同等になります。

自社養成パイロット

職種給与
自社養成パイロット基本給:241,000円
引用:職種別募集要項|中途採用|日本航空

自社養成パイロットは、業務企画職と比較して低いと言えます。ただし、有価証券報告書によると、パイロットの平均年間給与は1,880万円程度です。このことから経験などにより給与の加算が予想されます。

客室乗務職

職種給与
客室乗務職月給:211,000円
引用:職種別募集要項|中途採用|日本航空

客室乗務職は、他の職種と比較するとやや低いですが、乗務手当 約50,000円(乗務時間70時間/月の場合)も加算されるため、業務企画職と比較してほぼ同等になりえます。

日本航空の最高年収|役員の年収はいくら?

日本航空の年収について調べていくと、「役員の年収はどのくらいだろうか?」や「最高年収だとどのくらいまで到達する?」など、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。

有価証券報告書には役員の年収データが記載されています。

2023年3月期のデータによると、役員ごとの報酬等の総額は以下のようになっています。

区分報酬等の総額
取締役(社外取締役を除く)371百万円
監査役(社外監査役を除く)49百万円
社外役員63百万円
有価証券報告書

役位毎の標準支給額が公開されています。

区分支給額
会長24,660,000円
副会長21,252,000円
社長執行役員28,752,000円
副社長執行役員21,252,000円
専務執行役員16,788,000円
常務執行役員14,220,000円
有価証券報告書

日本航空の年収が高い理由

日本航空は日本人の平均年収や競合他社と比べても、高い年収水準となります。

でもなぜここまで年収が高いのでしょうか?

その理由としては、主に以下が挙げられます。

  • 教育・研修制度が充実している
  • 公募による社内外異動「キャリアチャレンジ」制度がある

それぞれ詳しく解説します。

教育・研修制度が充実している

以下は日本航空の教育・研修体系です。

リーダー人財、安全・サービスのプロフェッショナル人財の育成に主眼を置き、JALグループ共通の基本教育・研修体系を策定し、この体系に基づき教育・研修に取り組んでいます。 階層別研修に加え、ビジネス・マネジメントスキル向上を目的とした経営力向上研修や公募型のチャレンジ研修、世代別のキャリア研修など、組織横断的に実施するプログラムを拡充しています。

このように、各職種の専門訓練や各社独自の教育・研修により、リーダー人財や安全・サービスのプロフェッショナル人財を育成しています。成果型報酬制度を採用する企業が増えている昨今、人材育成に力を入れることで、安定した収益を確保できているのでしょう。

公募による社内外異動「キャリアチャレンジ」制度がある

JALグループでは、社員一人一人の「やりたい」という想いを大切に、2021年度より自身のキャリア形成に想いを持った人財を登用する社内人財公募「キャリアチャレンジ」が新設されました。


公募されるポストに対する人財要件を確認した社員は、上司の関与なく自らの意志で応募することができます。多様な人財の挑戦意欲を促進・実現する制度です。

この制度により社員は挑戦意欲が高まり、社員同士で切磋琢磨し合うことができます。企業側も選択肢の幅が広がり、結果的に社内全体でのレベルアップが見込まれます。

日本航空の給与・評価制度

福利厚生

日本航空の福利厚生は以下の通りとなります。

福利厚生主な内容
多様な働き方・有給休暇年間平均取得日数:16.2日
・フレックスタイム制度 ※業務企画職のみ
・テレワーク(在宅勤務)制度 ※業務企画職のみ
・フリーアドレス制度 ※業務企画職のみ
・労働時間適正化への取り組み
・ワーケーション制度 ※業務企画職のみ
・ブリージャー制度 ※業務企画職のみ
家庭との両立・育児のための短時間勤務 ※業務企画職のみ
・産前休職制度 ※全職種
・出産特別休暇 ※全職種
・出生休暇 ※全職種
・育児休職制度 ※全職種
・育児休暇 ※全職種
・妊娠中の乗務制度 ※パイロットのみ
・産前地上勤務制度 ※パイロット・客室乗務職のみ
・短日数勤務制度 ※パイロット・客室乗務職のみ
・1日単位の深夜業免除措置希望日申請制度 ※客室乗務職のみ
・深夜業免除措置 ※全職種
・所定労働時間を超えて就業させない制度 ※全職種
・所定外労働を制限する制度 ※全職種
・お子さまの看護のための休暇制度 ※全職種
・配偶者転勤同行休職制度 ※全職種
・不妊治療休職制度 ※全職種
・介護休暇 ※全職種
・介護休職制度 ※全職種
・ライフイベントと仕事の両立促進
引用:日本航空|DEI・福利厚生

残業代・残業時間

ライトハウスに記載してある日本航空の平均年収(正社員)および残業時間(月間)から、2.5ヶ月分の賞与、1日8時間20日間勤務として、時間外手当を25%増しとした1ヶ月分の残業代は以下の通りとなります。

平均年収残業時間(月)残業代(月)
約495万円19時間約46,000円
引用:ライトハウス

日本航空の年収を他社と比較

dodaで同業他社の年収と比較すると、日本航空よりも平均年収は同等または低い傾向にあります。

会社名平均年収
株式会社エーアイテイー610万円
株式会社 ゼロ553万円
鴻池運輸株式会社539万円

平均年収は企業の正社員比率や売上によって変わるため、上記の年収は参考程度で考えてください。

日本航空の年収に関する口コミ

ここでは日本航空の年収に対する社員の口コミなどを見ていきましょう。

indeedライトハウスでは、主に以下のような声がありました。

  • 長く働ける環境がある
  • 福利厚生が良い
  • 働き方の考え方による

それぞれの口コミをまとめました。

心理的安全性の高い職場
同僚や上司含め密にコミュニケーションが取れる環境がある。仕事のことはもちろん体調面なども相談できるので、働きやすいと感じることが多かった。また、育休産休後に復帰して働いている方も多く、長く働ける環境がある。実際に育休産休、復帰後のサポート制度を活用している乗務員も多く、女性が多い職場ならではの手厚い福利厚生があると感じた。
引用:indeed

福利厚生が良い会社
福利厚生はとてもいい。後は、大企業というネームバリューがあるので。
賢い人がどんどん辞めていく。評価基準もその上司との相性もある。今後ずっと続けていけばいくほど、成長がないと思えた為、退職を検討した。
飛行機とてもリーズナブルに乗れる点はとても良かった。あと、休みは繁忙期でなければ取れていた気がする。
引用:indeed

大企業なだけあって福利厚生は一通りの制度が揃っています。女性の客室乗務員や地上スタッフが多いことから、女性の健康管理に関するサポート(検診の案内など)が充実している印象です。また、スタッフトラベル制度があるため、席が空いていれば無料でもしくは安価で飛行機に乗ることができます。しかし最近スタッフトラベルの予約ルールが変わったため、以前よりもチケットが取りにくくなったと感じます。
引用:ライトハウス

日本航空の年収に関するよくある質問

最後に日本航空の年収に関するよくある質問を紹介します。

  • 日本航空の手取りは?
  • 日本航空のボーナスはどのくらい?
  • 日本航空は年収の割にきつい?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

日本航空の手取りは?

日本航空の手取りデータは公開されていませんが、ツールを使うことで大まかな目安は把握できます。

ここでは、日本航空の平均年収である848万円(想定月収59万円 / ボーナス万円 / 年齢55才)を、東京都の手取り額で計算します。

すると想定手取りは以下のようになります。

項目年収月収ボーナス
額面収入8,480,000円590,000円1,400,000円
手取り額6,384,669円440,322円1,100,805円

日本航空の平均年収から考える想定手取りは、638万円程度です。

上記は自分自身の月給とボーナスの額に基づく手取り計算ツールです。一方、結婚して配偶者を扶養している場合、課税所得の控除を受けることができ、結果として手取りが増える可能性があります。

具体的には、扶養している配偶者の年収が約103万円以下の場合は「配偶者控除」、配偶者の年収が約201万円以下の場合は「配偶者特別控除」という仕組みを利用して、所得税や住民税の支払額を少なくすることができます。

日本航空のボーナスはどのくらい?

日本航空のボーナス額は公表されていないうえに、業績によって毎年変わる可能性があります。

日本航空公式サイトによると、職種や採用方法により異なりますが日本航空は年に2回(夏期・年末 ※2022年度実績)、または3回(夏季・年末・年度末 ※2023年度実績)に支給されます。

日本航空は年収の割にきつい?

日本航空が年収の割にきついかどうかは、勤務地の環境や個人の価値観によって異なるため、一概に言えません。

しかし、大手企業でコンプライアンスに遵守されているため、働きに合った報酬がもらえると考えるのが妥当でしょう。

日本航空は年収の割にきついかどうかを判断するには、就職・転職活動を通して、実際に働く社員から直接聞くのがおすすめです。

まとめ:日本航空の平均年収は848万円

日本航空のリアルな平均年収は848万円です。

この年収額は、日本航空が属する航空運輸業と比べても高めの年収だと言えます。

有名企業なので、年収水準が高いのは当然でしょう。

会社の採用サイトや転職サイトのdodaを確認すると、中途採用でいきなり年収1,000万円を超えるケースもありえます。

当サイトでは、日本航空の他にもさまざまな有名企業の年収データを調査して、公開しています。

気になる方は、別の記事もぜひ確認してみてください。

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