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転職・中途採用での書類選考通過率と期間って?遅い理由や上げるポイントを解説
転職活動における書類選考の通過率を向上させる方法や通過しない理由について、また書類選考で重視される6つのポイントについて解説します。
さらに、中途採用面接の通過率を高めるための方法や、選考にかかる期間が遅れる理由についても合わせてご紹介します。
中途採用での書類選考通過率は30%
中途採用での書類選考通過率は平均で約30%です。この数値は実際に書類選考を受けた転職者から収集したデータを基に、弊社が独自に調査したものです。
また、書類選考や1次面接・最終面接の通過率をデータ化したものは以下の通りです。
・書類選考の通過率: 約30%
・1次面接の通過率: 約30%~40%
・最終面接の通過率: 約30%~50%
上記の確率を考慮すると、内定を獲得する確率は「30%×40%×50%=6%」となり、内定を1件獲得するためには少なくとも17件以上の求人に応募する必要があることになります。
初めて転職する方にとっては驚きの結果かもしれませんが、書類選考は意外と通過しにくいものです。
これはあくまでも平均であり、転職者の経験や年次、人柄、エントリーする求人によってもパーセンテージは変動します。参考程度に捉えていただくと良いでしょう。
転職の応募社数平均
マイナビによると、転職での応募社数の平均は8.4社です。
しかし先ほど述べたように、内定1件を獲得するためには17社以上の求人に応募する必要があります。
実際、dodaによると転職で内定を獲得した人の応募社数平均は21.4社であり、応募社数平均とかなり差があることが分かります。
応募社数の平均は8.4社ですが、内定を獲得するためには20社以上を目安に応募するようにしましょう。
転職で応募しすぎはNG
「20社以上を目安に応募するようにしましょう」とお伝えしましたが、応募しすぎも避けたいところです。
転職活動で30社や40社に応募してしまうと、面接と現職の仕事が重なる日が多くなり、スケジュールが過密になります。また、1社ごとの選考対策がおろそかになるリスクもあります。
転職が必ずしも成功するとは限らないため、現職の仕事も大切にしなければなりません。第一志望の企業から内定をもらうためには、1社ごとの選考対策の質を維持することが重要です。
そのため、20社以上に応募する際は、応募しすぎにならないようバランスに気をつけましょう。
書類選考に通過しない原因
書類選考に通過しない原因を事前に把握しておくことは非常に重要です。主に以下の4つの原因が考えられます。
1. 自分の経験を適切に書類でアピールできていない
2. 条件に合わない求人にエントリーしている
3. 年齢が高い
4. 大手転職エージェントで他の登録者に埋もれている
次に、これらの原因について詳しく解説していきます。
自分の経験を書類でアピールできていない
求人自体はあなたの経験やキャリアに合ったものを選んでいるかもしれませんが、その求人に適した経験やスキルをうまく書類でアピールできていないケースがあります。
この場合、希望する企業が求める経験・スキルを改めて確認し、その観点から職務経歴書を見直すことをおすすめします。
企業が求めている経験・スキルに対して、自分がどれだけそれに合致しているのかを意識して書類を作成しましょう。
さらに以下の3つのポイントを押さえておくと、書類選考に通過しやすくなります。
1. 業界・企業とのリレーションやコネクションの強い転職エージェントに登録する
2. 自分の経験・スキルに見合った求人を選ぶ
3. エントリーする求人に合わせた履歴書・職務経歴書を作成する
希望する業界や職種に強い転職エージェントを利用すると、自分では得られない情報やアドバイスを受けることができます。また、あなたの経験やスキルを最大限にアピールする方法も教えてもらえるので、効果的です。
条件に合わない求人にエントリーしている
書類選考が通らない理由の一つに、自分の経歴やスキルが求人の条件に合っていない場合があります。
少し厳しい言い方になりますが、そのような方は「イメージ先行型」で、自分の実力に見合わない求人に応募していることが多いんです。つまり、希望するだけでは転職が成功しないということです。
ですので、「本当にその求人や仕事が自分のやりたいことなのか?」、「自分のスキルでやっていけるのか?」という視点で、もう一度求人エントリーの方向性を見直してみましょう。
さらに、その分野に強い転職エージェントに相談するのも良い方法です。エージェントからは、求人の目線や相場についてのアドバイスを受けることができます。実際にエントリーした求人で、内定を得られる可能性について確認するのも一つの手です。
年齢が高い
年齢が書類選考に影響することは少なくありません。特に40代以降になると、企業が若い人材を求める傾向が強くなり、書類選考の通過率が低くなることが多いです。
30代、40代でも書類選考を通過するためには、以下の二つの方法があります。
一つ目は、求人票をしっかりチェックすることです。未経験者を対象とした求人は、基本的に20代をターゲットにしていることが多いので、30代後半以降の方は注意が必要です。
二つ目は、転職エージェントに相談することです。エージェントはどの求人がどの年代の転職者を求めているかを把握しているため、書類通過の確率を高めるための的確なアドバイスを受けることができます。
大手転職エージェントだと他登録者の中に埋もれる
大手転職エージェントには登録者が多いため、他の候補者に埋もれてしまうことがネックとなる場合があります。
これは大手転職エージェントが悪いというわけではありませんが、志望する業界や職種が明確になっている場合は、その分野に特化したエージェントを利用する方が書類選考に通りやすいです。
例えば、IT業界に特化したエージェントや、医療業界に強いエージェントを選ぶことで、より専門的なサポートを受けられ、自分の強みを最大限にアピールすることができます。
総合型の大手エージェントを利用するのも一つの方法ですが、専門性の高いエージェントと併用することで、より良い結果を得ることができるでしょう。
書類選考の通過率を上げる方法
書類選考の通過率を上げるためのポイントを押さえて準備しておきたいですよね。実際、書類選考の通過率は履歴書と職務経歴書の書き方で大きく変わります。
転職活動において面接対策が重要だと言われますが、まずは書類選考を通過しなければ面接に進めません。そのため、書類選考を突破するための対策が最も大切なのです。
今回は、書類選考の通過率をアップさせる履歴書と職務経歴書の書き方をご紹介します。
・書類選考の通過率が上がる履歴書の書き方
・書類選考の通過率が上がる職務経歴書の書き方
書類選考の通過率が上がる履歴書の書き方
書類選考の通過率を上げるための履歴書の書き方には3つのポイントがあります。以下の通りです。
・PCで作成する
・情報を漏れなく記載する
・明るい表情で証明写真を撮る
履歴書は企業から手書きを指定されない限り、PCで作成するのが良いです。手書きだと文字が見づらくなることがあるためです。
また、履歴書に記載する情報は漏れなく記載するようにしましょう。当たり前のことですが、意外に抜け漏れが多いです。中には「学歴や職歴を詐称しているのではないか?」と疑う採用者もいるため注意が必要です。
さらに、証明写真は明るい表情で撮影したものを選びましょう。第一印象は採用の合否を左右するほど重要です。写真の印象で書類選考の通過率も変わってきます。
近年ではスマホで自撮りした写真を貼る人もいますが、不自然な感じになりやすいためおすすめしません。どうしてもスマホでしか撮影できない場合は、できる限り誰かに撮影してもらうのが良いでしょう。
書類選考の通過率が上がる職務経歴書の書き方
書類選考の通過率を上げるための職務経歴書の書き方には4つのポイントがあります。以下の通りです。
1. 携わった仕事を漏れなく記載する
2. 職務経歴の内容を企業ごとに調整する
3. 社内用語の利用を避ける
4. 実績や成果・アピールポイントを記載する
これらのポイントについて、次で順番に解説していきます。
携わった仕事を漏れなく記載する
職務経歴書も履歴書と同様に、漏れなく記載することが大切です。主な業務のみ抜粋して作成するのは、「書類作成に力を入れていない」「適当に作っている」と思われてしまう可能性があります。
職務経歴書を2ページ程度にまとめようとする人もいるかもしれませんが、無理に短くまとめると内容が薄くなるため、おすすめしません。多少長くなっても、これまでの経験をしっかり伝えることが書類選考の通過率を上げる秘訣です。そのため、5~6枚程度にまとめるのがベストだと言えます。
職務経歴の内容を企業ごとに調整しよう
複数の企業に応募する際に、同じ職務経歴書を使い回すのは避けましょう。採用担当者は、一目見ただけで「他社用の書類をコピペしたな」と見抜いてしまうからです。
そのため、具体的な業界名や企業名、職種名、ポジションなどを記載することが重要です。記載内容を変更した部分に誤りがないか、2回以上確認することをおすすめします。
また、志望動機や強みの部分は企業ごとに異なるため、コピペは避け、しっかりと考えて書きましょう。求人企業が「あなたに何を期待しているのか」を考えて職務経歴書を作成するのが良いですよ。
社内用語の使用を避ける
職務経歴書に業務内容を詳しく記載する際には、誰が読んでも理解できるようにすることが重要です。その際に注意したいのが、社内用語の使用を避けることです。
自社で当たり前に使っている言葉でも、それが一般的に知られていない場合があります。社内用語や業界用語かどうか迷ったときは、一般用語であるかどうかを調べて確認するのが良いでしょう。
実績や成果・アピールポイントを記載する
業務内容だけでは実績や成果がわからないため、しっかりとアピールしましょう。例えば営業職なら「年間営業目標3,000万円に対して、実績4,500万円・達成率150%」といった具合に、数字で実績を示すのが効果的です。
この際に重要なのは「他者との比較」と「ビフォー・アフターの比較」です。
他者との比較の例としては、「10人の同僚の平均売上が100万円のところ、私は300万円を達成しました」とすれば、大きな成果が伝わります。また「新人同期100人中3位」など、特定のグループ内での自分の位置を示すのも有効です。
ビフォー・アフターの比較では「上半期に○○という騒動があり市場全体が低迷しましたが、下半期で20%増の売上を挙げました」といった時間軸での成果を示すと良いでしょう。
事務系の仕事でも「入力作業で200%の生産性向上を実現しました」といった生産性向上の経験を数値化してアピールできます。
数値化が難しい場合でも、自分なりに成果を見つけ出すことが大切です。プロのアドバイザーに相談すると、自分では気づかない成果を言語化してもらえることがあります。
30代・40代の書類選考通過率を高める方法
30代・40代の書類選考通過率を上げるためには、未経験の業界や職種への応募は避けるのが賢明です。
20代と比べて、30代・40代はこれまでの経験を活かせる即戦力を求められることが多いです。そのため、職務経歴書に記載する内容と応募先の業務内容に一貫性を持たせ、過去の業務内容に再現性があることをアピールすることが重要です。
どうしても未経験の業界・職種に挑戦したい場合は、書類選考の通過率を上げる方法で紹介したポイントを徹底的に実践しましょう。
特に、自分を採用するメリットを明確に記載することが大切です。未経験者の場合、素直さとポテンシャルが評価されるため、なぜ20代よりも自分を採用するべきなのかをしっかりと説明しましょう。そのためには、職種変更の理由に説得力を持たせることが不可欠です。
書類選考で見られているポイント
書類選考の通過率を上げるためには、どのようなポイントが見られているのかを把握しておくことが大切です。ここでは、履歴書と職務経歴書それぞれの見られているポイントについて解説します。
履歴書で見られているポイント
履歴書では、年齢、勤続年数、経験企業・職種、学歴、写真、志望動機が確認されます。
項目ごとに見られているポイントは以下の通りです。
年齢:
未経験職種への転職では、若さが重視されます。一般的には20代までが基準とされ、30代以降は業界・職種の経験が求められます。未経験転職の場合、実績などが比較的厳しくチェックされます。
勤続年数:
忍耐力が評価されます。特に3年以内に離職している場合は、面接で離職理由を他責にせず、論理的に話せる準備をしておきましょう。
経験企業・職種:
未経験転職でも、入社後の業務と関連性の高い業務経験が重視されます。また、企業文化との適合性も確認されます。
学歴:
中途採用では学歴より職務経験が重視されますが、応募要件に合致するか(大卒以上、高卒以上)や地頭の良さをチェックされることもあります。
志望動機:
書類選考の段階では重要度が比較的低いですが、極端に志望度が低いと見られる動機は不利になる可能性があります。
職務経歴書で見られているポイント
中途採用では、履歴書以上に職務経歴書が重視されます。チェックされる主なポイントは、自己PR、実績、業務内容の3つです。
項目ごとに見られているポイントは以下の通りです。
業務内容:
転職後の業務との親和性が重視されます。
実績:
遂行力が評価されます。特に達成率の記載を忘れずにしましょう。同じ1億円の売上でも、目標が500万円か2億円かで評価が変わります。また、商材の単価を知らない面接官も多いため、実績をアピールするために達成率を記載することが重要です。
自己PR:
これまでの業務から、実績を出すためのプロセスの再現性を見られます。業務遂行にあたってどのような工夫をしたか、どのような能力があるのかを記載しましょう。転職後の業務でも汎用的に使えるスキルをアピールすると良いです。
転職での書類選考にかかる期間
一般的に書類選考にかかる期間は1〜2週間程度ですが、場合によってはすぐに結果が連絡されたり、3週間以上かかることもあります。
一方で、転職エージェントを利用すると、2〜3日で結果の連絡が来ることが多いです。転職エージェントは企業との信頼関係があるため、企業側が早めに書類を審査しようとしてくれるからです。
転職エージェント経由で求人企業に応募する際には、当日〜3日程度を目安に待つのが良いでしょう。自ら応募した場合は、平均して7〜14日程度の期間がかかる傾向があります。
転職で書類選考が遅くなる理由
次に書類選考が遅くなる理由についてご説明します。転職エージェントを経由する場合、採用担当者の不在や社内選考が進められていることが主な原因です。
転職エージェントが社内選考をおこなうのは、求人を出している企業に「良い人材を紹介するエージェント」と認識してもらうためです。
一方、自ら求人企業に応募した場合、書類選考が遅くなる理由としては、応募者が多すぎて人事担当者が全ての書類を精査しきれないことが挙げられます。
特にクリエイティブ関連のWebやゲーム業界、IT業界などの人気職種では、応募者が殺到することが多いです。
さらに、求人企業内の複数部門や現場スタッフが書類確認に時間がかかることや、結果が出ているのに連絡が遅れる場合もあります。
転職エージェント内でも書類選考がある
書類選考が遅くなる理由として、転職エージェント内でも書類選考が行われていることがあります。
なぜ転職エージェント内で書類選考を行うのか、その理由と仕組みについて以下で詳しく解説します。
・転職エージェントが社内選考をする理由
・転職エージェントの社内選考の仕組み
転職エージェントが社内選考をする理由
転職エージェントが転職者を書類選考にかける理由は、業務効率化を図るためです。特に大手や中堅規模の転職エージェントに多く見られる傾向です。
大規模な転職エージェントは、集客やマーケティングに多くの投資ができるため、登録者数が増加します。また、業務効率化のために、転職者との面談を行う個人担当と、企業への紹介を担当する企業担当に分けていることが多いです。
そのため、企業担当者が転職者と直接接点を持つ機会が少なく、書類のみの情報で社内で見送られるケースがあります。また、登録者が多すぎるためにエージェント内で競争が激しくなり、転職者が埋もれてしまうこともあります。
これを防ぐために、最初の段階で転職希望者の適切な振り分けが行われるように改善されています。
転職エージェントの社内選考の仕組み
転職エージェントの社内選考の仕組みについて、詳しく以下にまとめてみました。
もちろん、転職エージェントによって仕組みは異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。
STEP.1
企業から採用求人案件を依頼されると、社内でシステム上に求人票を作成してアップロードします。
STEP.2
アップされた求人票が社内データベース経由でキャリアアドバイザーに流通・共有されます。
STEP.3
キャリアアドバイザーは、転職者に他社求人とともに求人を案内します。
STEP.4
どの企業が転職者とマッチするのか内定を得られるのかわからないため、「まずはたくさん受けましょう」と促し、大量の応募を集めます。
STEP.5
2日〜3日経過すると、企業担当者側に社内のキャリアアドバイザーを通じて大量の応募者が推薦されます。
その求人の魅力度にもよりますが、1件の企業求人に対して応募者が100人を超えるケースもあります。ただし、その100件全てを企業へ送ってしまうと人事部門に負担をかけてしまうため、転職エージェント側で一定の書類選考を行うことになります。これにより、一定マッチする人がいる可能性があっても、書類選考の段階で見送られることも多いのです。
だからこそ、多くの転職者の中に埋もれてしまわないように対応してくれる転職エージェント選びが重要です。
転職で書類選考の結果が遅い時のメール例文
書類選考の結果があまりにも遅い場合は、採用担当者にメールで確認するのも一つの手です。
以下で書類選考についてメールで確認する際の例文を紹介しますので参考にしてください。
メール例文1:
件名: 書類選考結果についてのお問い合わせ
○○株式会社 採用担当者様
先日、○○株式会社の求人広告に興味を持ち、書類選考に応募させていただきました○○と申します。
この度は書類選考に進めるかどうかの結果について、まだご連絡をいただけておりません。お忙しい中、誠に恐縮ではございますが、選考結果についてお問い合わせさせていただきたく思い、メールを差し上げました。
私は○○株式会社に興味を持ち、自身のスキルや経験を活かし、貢献できることを信じております。選考結果について、早急なご連絡をいただければ幸いです。また、選考の進捗状況についてもお知らせいただければありがたく存じます。
お忙しい中、お手数をおかけいたしますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
○○
メール例文2:
件名: 書類選考結果のお知らせについてのお問い合わせ
拝啓[企業名]様
[名前]と申します。[応募日]に[職種/ポジション]の書類選考に応募し、この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
さて、書類選考の結果について、現時点ではご連絡をいただいておりません。お手数をおかけいたしますが、書類選考の進捗状況についてお知らせいただけますでしょうか。私自身、[企業名]様での働きに非常に興味を持っており、進展を楽しみにしております。
もし可能であれば、選考プロセスの目安や結果通知の予定日について教えていただければ幸いです。お忙しい中恐縮ですが、ご対応お願いいたします。
ご検討いただき、誠にありがとうございました。[企業名]様の素晴らしいお仕事に貢献できる機会をいただけることを、心より希望しております。
○○
メール例文3:
件名: 書類選考結果の確認について
拝啓[企業名]様、
[名前]と申します。[応募日]に[職種/ポジション]の書類選考に応募させていただきました。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。
書類選考の結果について、まだご連絡をいただいておりませんが、進捗状況をお知らせいただけると幸いです。私は[企業名]様で働くことに非常に興味を持っており、貴社の価値観と素晴らしいチームに参加できることを心待ちにしております。
お手数をおかけいたしますが、書類選考の進行状況や次のステップについての情報をいただけると幸いです。また、結果通知の予定日や追加の資料提出がある場合についても教えていただけますと助かります。
ご検討いただき、誠にありがとうございます。[企業名]様での活躍の機会を得ることを心より願っております。
○○
メール例文4:
件名: 書類選考結果のお知らせに関するお問い合わせ
拝啓[企業名]様、
[名前]と申します。[応募日]に[職種/ポジション]の書類選考に応募させていただきました。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。
現時点で、書類選考の結果について連絡をいただいておりません。恐れ入りますが、書類選考の進捗状況についてお知らせいただけますでしょうか。私は[企業名]様でのキャリアを築くことに強い意欲を持っており、結果を心待ちにしております。
可能であれば、選考プロセスの予定や次のステップに関する情報をお教えいただけますと幸いです。お忙しい中恐縮ですが、ご対応お願いいたします。
ご検討いただき、ありがとうございます。[企業名]様での活躍の機会を得ることができることを、心より願っております。
○○
書類選考は通るのに面接で落ちる場合の対処法
書類選考が通っても、面接で落ちてしまうことがあります。
面接の通過率を高める方法を事前に把握しておきたいですよね。そこで、書類選考が通った後の面接の通過率を高める方法を以下の2点に分けて解説していきます。
・1次面接通過率を高める方法
・最終面接通過率を高める方法
1次面接通過率を高める方法
書類選考を通過した後に待っているのは1次面接です。この1次面接の通過率を高めるためには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
1次面接の通過率を高めるポイント:
・明るく爽やかな第一印象
・転職理由が他責・環境依存・ネガティブなものではないこと
・コミュニケーションがスムーズで、矛盾がなくわかりやすいこと
・事前に企業や仕事内容の研究・リサーチができていること
・未来に向けて自分がどうなりたいのか明確に語れること
事前に考えておきたい内容:
・転職する妥当性を証明し、自分の短期的・長期的動機付けを言語化し、客観的に納得感がある形で明示する
・エントリーしている企業の事業内容や仕事内容・カルチャーやビジョンなどの事実情報と重なり合う部分を押さえる
未来に向けてどうなっていきたいのかをうまく整理できていない方もいるかと思います。そういった方は、上記の事前に考えておきたい内容をわかりやすく伝えられるようにまとめておくことをおすすめします。
最終面接通過率を高める方法
最終面接は、社長や役員・部長クラスが担当するケースが多いです。企業によっては顔合わせ程度の面接の場合もあれば、最終面接でじっくりと評価を行う企業もあります。
最終面接で確認されるポイント:
・入社への意欲や覚悟感
・社内の既存社員・カルチャーへのフィット感
・人間性・人として信頼できるか、誠実か
・背伸びせずに本音で語れるか
・素直で柔軟性があるか
上記に挙げたポイントを事前に把握し、自分なりにうまく伝えられるように準備することが重要です。
転職者からよくある質問
筆者が転職エージェントとして転職者からよく聞かれる質問をまとめました。気になるものがあればぜひ目を通してみてください。
転職者からの質問:
・転職では書類選考でほぼ内定が決まるって本当?
・転職で書類選考の結果通知がこないのはどうして?
転職では書類選考でほぼ内定が決まるって本当?
相談者:
「転職では書類選考の結果が良ければほぼ内定が決まる」と聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
筆者:
全ての企業の採用事情を知っているわけではないので一概には言えませんが、基本的に書類選考だけで内定がほぼ決まることは少ないです。多くの企業は書類選考で条件に合わない人を見送りにし、1次面接や2次面接で段階的に候補者を見極める傾向があります。
例えば、リクルート社のように転職支援に力を入れている企業は、面接を非常に重視しています。書類選考でお見送りになることは少なく、転職者がどのような人物なのかを面接でしっかりと確認します。他にも採用に力を入れている企業では、同様の採用方針を取っている場合が多いですよ。
転職で書類選考の結果通知がこないのはどうして?
相談者:
先日、気になる企業に書類を提出しましたが、なかなか返事が返ってきません。これはお見送りになったのでしょうか?
筆者:
お見送りになったとは限りません。人気のある企業の場合、応募者が多く、人事担当者が忙しくて返事が遅れることがあります。また、不採用者には連絡をしない企業もあります。一度確認してみると良いでしょう。
もし不採用者にも連絡を送っている企業であれば、2週間を目安に人事に問い合わせることをおすすめします。問い合わせる際は、記録が残るメールを使うのが良いです。電話だと担当者が不在の場合もあるので、メールで連絡する方が確実ですよ。