NTTデータの平均年収は高い？職種・経歴・年代別の給与実態を解説！

「NTTデータの平均年収ってどのくらい？高いの？」
「年収の割にきつい・しんどいって本当？」

NTTデータは働き方の考え方によっては良い環境であり、キャリア支援としてさまざまな制度を取り入れています。

この記事では、NTTデータのリアルな平均年収から職種・年代・経歴別の違い、役員の年収までを社員の口コミを含めながら徹底解説します。
また、福利厚生や業務量などを理解していただき、就職・転職活動に役立てていただけると幸いです。

他にも、NTTデータの平均年収を他社と比較しながら、分析するので参考にしてみてください。

NTTデータの会社情報

社名	株式会社NTTデータ NTT DATA Japan Corporation
本社所在地	〒135-6033 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
代表者	代表取締役社長 佐々木 裕
設立	2022年（令和4年）11月1日
資本金	1,000百万円（2023年11月1日現在）
発行済株式数	1,402,500,000株
HP	https://www.nttdata.com/jp/ja/

NTTデータの平均年収は約867万円

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数
2019年03月期	828万円	38.7歳	14.9年
2020年03月期	834万円	38.9歳	15.0年
2021年03月期	842万円	38.9歳	14.8年
2022年03月期	853万円	39.0歳	14.7年
2023年03月期	867万円	39.0歳	14.5年

2023年3月期の有価証券報告書によると、NTTデータの平均年収は867万円とされています。

2023年3月期の従業員の状況としては、以下の通りです。

従業員の状況	数値
従業員数	12,714人[333人] ※[]内は臨時従業員など
平均年齢	39.0歳
平均勤続年数	14.5年
平均年間給与	8,670,000円

これらの平均年収には、賞与及び基準外賃金も含まれています。

平均月収は60万円

NTTデータの平均月収は公開されていません。

しかし、ボーナスを2.5ヶ月分と仮定すると、平均年収から月60万円程度だと確認できます。

実際の平均月収とは違いがある可能性もありますが、月60万円の月収を得ている従業員も少なくないでしょう。

ちなみに、dodaの募集要項を見てみると、サーバーエンジニア（設計構築）やネットワークエンジニア（設計構築）の職種で月給は330,000円～（予定年収650万円～900万円）と記載されています。（2024年6月）

2022年の厚生労働省の調査によると、日本の平均給与（平均年齢47.0歳）は、月収で31.6万円なので、NTTデータは平均より高い給与水準だと分かります。

【職種別】NTTデータの平均年収

ここでは職種別のNTTデータの平均年収を紹介します。

職種別の平均年収は公表されていませんが、dodaなどの転職サイトの募集を確認するとおおよその目安が把握できます。

• 技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）の平均年収
• 営業職の平均年収
• 企画・管理の平均年収
• 専門職（コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人）の平均年収
• 技術職・専門職（建設・建築・不動産・プラント・工場）の平均年収
• クリエイター・クリエイティブ職の平均年収
• 技術職（機械・電気）の平均年収

それぞれ詳しく見ていきましょう。

技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）の平均年収

NTTデータではさまざまな技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
システムエンジニア（Web・オープン系・パッケージ開発）	450万円～650万円
プロジェクトマネジャー（Web・オープン系・パッケージ開発）	650万円～900万円
システムエンジニア（汎用機系）	450万円～900万円
プロジェクトマネジャ（インフラ）	450万円～1,300万円
Webサービス系エンジニア（フロントエンド・サーバーサイド・フルスタック）	450万円～900万円
運用・監視・保守（インフラ）	450万円～900万円
Webサービスエンジニア（ネットワーク・サーバー・データベース）	450万円～1,300万円
Webサービス・プロジェクトマネジャー	450万円～1,300万円
サーバーエンジニア（設計構築）	650万円～900万円
ネットワークエンジニア（設計構築）	650万円～900万円
パッケージ導入・システム導入	450万円～900万円
データベースエンジニア	450万円～1,300万円
システム・ITアーキテクト	750万円～900万円
データサイエンティスト・アナリスト	1,150万円～1,750万円
ITコンサルタント（アプリ）	450万円～900万円
ITコンサルタント（インフラ）	450万円～900万円
データサイエンティスト・エンジニアリング	650万円～1,300万円
セキュリティコンサルタント・アナリスト	450万円～900万円
プリセールス	650万円～900万円
研究開発（R＆D）エンジニア	650万円～1,300万円
システム開発・運用（アプリ担当）	450万円～900万円
QAエンジニア・テスター	650万円～1,300万円
制御系ソフトウェア開発（通信・ネットワーク・loT関連）	450万円～1,300万円

Webサービスやプロジェクトマネジャーなど一部の職は、年収1,000万以上に達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

営業職の平均年収

NTTデータではさまざまな営業職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
IT法人営業（直販）	450万円～650万円
Web系（IT）ソリューション営業	450万円～900万円
建設・不動産法人営業	650万円～900万円
金融法人営業	450万円～1,350万円
IT法人営業（代理店）	450万円～900万円

金融法人営業の職は、年収1,000万以上に達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

企画・管理の平均年収

NTTデータではさまざまな企画・管理職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
人事（教育・採用担当）	650万円～900万円
営業企画	450万円～900万円
商品企画・サービス企画	650万円～900万円
事業企画・新規事業開発	650万円～900万円
データアナリスト・データサイエンティスト	450万円～1,300万円
Webマーケティング（ネット広告・販促PRなど）	450万円～900万円
経営企画	650万円～900万円

データアナリスト・データサイエンティスト職については、年収1,000万以上に達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

専門職（コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人）の平均年収

NTTデータではさまざまな専門職（コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人）が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
戦略・経営コンサルタント	650万円～1,300万円
業務改革コンサルタント（BPR）	650万円～900万円

戦略・経営コンサルタントについては、年収1,000万以上に達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

技術職・専門職（建設・建築・不動産・プラント・工場）の平均年収

NTTデータではさまざまな技術職・専門職（建設・建築・不動産・プラント・工場）が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
コンストラクションマネジメント・PM・FM（施主側）	650万円～900万円
設備施工管理（電気）	450万円～900万円

技術職・専門職では、年収は900万円程度であることが分かります。

クリエイター・クリエイティブ職の平均年収

NTTデータではクリエイター・クリエイティブ職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
UI・UXデザイナー（Web・モバイル）	600万円～1,150万円

クリエイター・クリエイティブ職については、年収1,000万以上に達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

技術職（機械・電気）の平均年収

NTTデータでは技術職（機械・電気）が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
電気設計（工作機械・装置・設備・制御盤など）	650万円～900万円

技術職（機械・電気）については、年収は900万円程度であることが分かります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

【経歴別】NTTデータの平均年収

当然ですが、同じNTTデータの社員でも、経歴によって年収が異なります。

参考までに、ここでは新卒採用の年収と中途採用の年収について見ていきましょう。

• 新卒採用
• 中途採用

新卒の初任給・採用

2025年度の新卒採用の募集要項によると、どの職種も初任給は262,790円です。（引用：募集要項・選考フロー｜NTTデータ）

厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査（初任給）の概況によると、令和5年大卒の初任給平均は約24万円、12カ月で288万円とされています。

NTTデータの新卒の初任給は、標準より高めだと言えます。

中途の給料・採用

2025年度の中途採用の募集要項によると、どの職種も想定年収は450万円～1,750万円です。（引用：募集要項・選考フロー｜NTTデータ）

給与は職種によって異なりますが、中途採用の場合だと会社の平均年収である867万円が一つの指標になるでしょう。

NTTデータは、経験やスキルによって年収に大きな差が生まれると言えます。

NTTデータの最高年収｜役員の年収はいくら？

NTTデータの年収について調べていくと、「役員の年収はどのくらいだろうか？」や「最高年収だとどのくらいまで到達する？」など、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。

有価証券報告書には役員の年収データが記載されています。

2023年3月期のデータによると、役員ごとの報酬等の総額は以下のようになっています。

区分	報酬等の総額
監査等委員でない取締役 （社外取締役を除く）	335百万円
監査等委員である取締役 （社外取締役を除く）	－
社外役員	176百万円

また、1名に関しては報酬データが公開されています。

氏名	連結報酬等の総額
本間　洋（代表取締役）	103百万円

NTTデータの年収が高い理由

NTTデータは日本人の平均年収や競合他社と比べても、高い年収水準となります。

でもなぜここまで年収が高いのでしょうか？

まず、NTTデータという会社はNTTグループの１つです。
NTTグループはいまや通信事業で世界をリードする企業です。
そうした有名な企業であるため、給与も高いのだと考えられます。

それに、NTTデータでは、独自の評価制度を取り入れています。
これらの制度により、キャリア形成がしやすくなるので、キャリアアップができるうえに、年収も高くなりやすいのではないでしょうか。

NTTデータの給与・評価制度

NTTデータでは、さまざまな制度を取り入れています。

給与・評価制度

社内公募制度

これは経験者採用に関してですが、社内公募制度という方法をとっています。
この制度は自分のキャリアを作り上げるために、自ら興味のあるプロジェクトに応募し参画できる制度です。

成長のための新たなチャレンジを後押しする契機の一つとして、設定されました。

参照：NTTデータ｜制度について

プロフェッショナルCDP（Career Development Program）

プロフェッショナルCDPは社員の現在の到達レベルの認定や能力開発の方法をわかりやすく社員に提示し、入社から退職までの社員一人ひとりの自律的な成長を支援する制度です。事業の必要性に応じて段階的に人財タイプを創設し、テクノロジー、ビジネスの変化に対応します。

「開発・運用」「技術」「営業」に属する各人財タイプのほか、「デジタルサービスマネージャ」など顧客価値向上に貢献する観点も用意しています。

参照：NTTデータ｜制度について

Advanced Professional（ADP）制度

こちらはAI、IoT、クラウドなど先進技術領域やコンサルティング領域で卓越した専門性を有する人財のキャリア形成を支援する制度です。
外部からの人財確保おいては市場価値に応じた報酬での採用が可能です。

参照：NTTデータ｜制度について

テクニカル・グレード（TG）制度

高度な専門スキルを持つスペシャリスト人財が、マネジメントを中心としたキャリアだけでなく、その専門性をベースとしたキャリアパスを描くことが可能となる人事制度です。

専門領域はプロジェクトマネージャーやITスペシャリスト、データサイエンティスト、コンサルタントなど多岐にわたります。

参照：NTTデータ｜制度について

福利厚生

NTTデータの福利厚生は以下の通りとなります。

福利厚生	主な内容
研修制度	新入社員研修、トレーナー制度、ビジネススキルトレーニング、プロフェッショナルスキルトレーニング、自己啓発支援、海外留学制度など
健康管理	定期健康診断、健康相談、人間ドックなど
社会保険	雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険
休日・休暇	週休2日制、祝日、年末年始休暇、夏季休暇、年次有給休暇20日、特別休暇(慶弔ほか)、病気休暇、ライフプラン休暇、産前・産後休暇、介護休暇、看護休暇など ※特別休暇（出産・育児・生理）及び病気休暇については試用期間中は無給
出産休暇	出産予定日前6週間目（双生児などの場合は14週間目）にあたる日から出産後8週間目にあたる日まで休暇が取得できる制度
育児休職制度	最長で子どもが満3歳になるまで一旦休職することによって育児に専念し、休職後に引き続き勤務できる制度
介護休職制度	介護を理由として、最長1年6か月まで休職可能な制度
短時間勤務制度	●育児のための短時間勤務 育児を理由として、子どもが小学校3年生の年度末まで、4・5・6時間という短時間の勤務を選択することができる制度 ●介護のための短時間勤務 介護を理由として、最長3年4・5・6時間という短時間の勤務を選択することができる制度
育児・介護期間中の時間外および深夜勤務などの制限	予め届出を行うことで時間外及び深夜勤務を制限もしくは免除とすることができる制度
有給休暇制度（年次休暇）	年間20日間の有給休暇（年次休暇）があり、1日単位、半日単位、または、１時間単位で休みを取ることができる制度
再採用制度	パートナーの転勤、妊娠・出産・育児・介護等によりやむなく退職する社員が、事前に再採用希望者登録をしておけば、退職後（期間制限有）に再度選考を経て就労できる制度 ※入社3年以上
テレワーク制度	会社貸与のノートパソコンやスマートホンを利用し、場所を問わない働き方のひとつとして、外出先や自宅での勤務を可能とする制度
裁量労働制度 フレックスタイム制度	始業及び終業の時刻を自主的に決定し働く制度。生活と業務の調和を図りながら、効率的に働く事ができ、労働時間を短縮できる
定年・再雇用・退職など	定年有（満60歳）、継続雇用制度有（65歳まで）、自己都合退職および解雇時は予告期間を設ける
その他	受動喫煙対策：屋内原則禁煙、ただし喫煙室あり

NTTデータの年収を他社と比較

dodaで同業他社の年収と比較すると、NTTデータよりも平均年収の高い会社があります。

会社名	平均年収
株式会社Laboro.AI	976万円
シンプレクス・ホールディングス株式会社	916万円
株式会社エクサウィザーズ	901万円

しかし、NTTデータは同業他社の中でも比較的平均年収が高い企業であり、これらの企業はほんの一部と言えるでしょう。

平均年収は企業の正社員比率や売上によって変わるため、上記の年収は参考程度で考えてください。

NTTデータの年収に関する口コミ

ここではNTTデータの年収に対する社員の口コミなどを見ていきましょう。

indeedのデータでは、主に以下のような声がありました。

NTTデータの年収に関するよくある質問

最後にNTTデータの年収に関するよくある質問を紹介します。

• NTTデータの手取りは？
• NTTデータのボーナスはどのくらい？
• NTTデータは年収の割にきつい？

それぞれ詳しく見ていきましょう。

NTTデータの手取りは？

NTTデータの手取りデータは公開されていませんが、ツールを使うことで大まかな目安は把握できます。

ここでは、NTTデータの平均年収である867万円（想定月収60万円／ボーナス万円／年齢39才）を、東京都の手取り額で計算します。

すると想定手取りは以下のようになります。

項目	年収	月収	ボーナス
額面収入	8,670,000円	600,000円	1,470,000円
手取り額	6,544,662円	451,356円	1,128,390円

NTTデータの平均年収から考える想定手取りは、660万円程度です。

上記は自分自身の月給とボーナスの額に基づく手取り計算ツールです。一方、結婚して配偶者を扶養している場合、課税所得の控除を受けることができ、結果として手取りが増える可能性があります。

具体的には、扶養している配偶者の年収が約103万円以下の場合は「配偶者控除」、配偶者の年収が約201万円以下の場合は「配偶者特別控除」という仕組みを利用して、所得税や住民税の支払額を少なくすることができます。

NTTデータのボーナスはどのくらい？

NTTデータのボーナス額は公表されていないうえに、業績によって毎年変わる可能性があります。

一般的に、ボーナスは月給の2ヶ月程度が多いですが、NTTデータは2ヶ月分が年に2回（6月、12月）支給されるとの声もあります。

NTTデータは年収の割にきつい？

NTTデータが年収の割にきついかどうかは、勤務地の環境や個人の価値観によって異なるため、一概に言えません。

しかし、大手企業でコンプライアンスに遵守されているため、働きに合った報酬がもらえると考えるのが妥当でしょう。

NTTデータは年収の割にきついかどうかを判断するには、就職・転職活動を通して、実際に働く社員から直接聞くのがおすすめです。

まとめ：NTTデータの平均年収は867万円

NTTデータのリアルな平均年収は867万円です。

この年収額は、NTTデータが属するIT・通信業界の中でも高めの年収だといえます。

NTT関係は有名企業なので、年収水準が高いのは当然でしょう。

会社の採用サイトや転職サイトのdodaを確認すると、職種や中途採用でいきなり年収1,000万円を超えるケースも少なくありません。

当サイトでは、NTTデータの他にもさまざまな有名企業の年収データを調査して、公開しています。

気になる方は、別の記事もぜひ確認してみてください。